健康経営への
取り組み

NI+Cグループ 健康経営宣言
「社員を幸せに、お客様を幸せに、そして社会を幸せにする」
健康経営宣言を行い、日頃から従業員の健康リテラシーの向上と働き甲斐の環境作りに取り組んでいます。従業員の幸せには、まず第一に『健康であること』が大切であると考えています。NI+Cグループでは、健康増進につながる取り組みを従業員のみならず、家族においても実施しています。以下の取り組みを通じて、安心して業務に取り組める環境を整え、より生産性高く、心豊かに業務に従事できるよう健康経営に取り組んでいきます。
- ・会社は、従業員の健康を重要な経営課題と考え、安全と健康を優先し、今後も健康に関連する施策を展開していきます。
- ・会社は、従業員が心身ともに健康でいきいきと働けるハピネス職場環境を整えていきます。
- ・会社は、健康保険組合と協力し、従業員と家族一人ひとりの健康づくりを支援していきます。
経営理念・方針
NI+Cグループでは、人的資本経営(ハピネス経営)のビジネスモデルを掲げ、経営を進めています。『ハピネス経営』のビジネスモデルは、以下の3要素を循環させることに焦点を当てています。
- ・従業員エンゲージメント
- ・顧客ロイヤリティ
- ・企業の成長・利益
これにより、社会に必要とされる価値や事業を主体的に創出し、サスティナブルな社会の推進に貢献する『ハピネス経営ビジネスモデル』の循環型チェーンを改善・継続していくことが重要と認識しています。従業員の健康保持・増進に向けて取り組むことで従業員の幸福度が向上し、いきいきと働けることで生産性の向上や組織の活性化をもたらし、将来的には企業の収益性等を高められると考え、戦略的に健康経営、施策を実践していきます。
ハピネス経営を実現するために「新しい働き方の推進」、「健康経営の推進」、「人材の育成」、 「Diversity & Inclusionの推進」4つの重要テーマを定め、それぞれのテーマ毎に施策を実施しております。
健康経営推進体制
社長を健康経営に関する総責任者とし、各種活動を統括しております。また、健康経営の推進にあたっては、健康経営を担当する組織が所属する事業部の執行役員を健康経営責任者としています。
各事業部およびグループ会社から選出された安全衛生担当者は、月に1回開催される衛生担当者委員会に参加し、健康経営に関する情報共有や、特定保健指導の完了、健康診断受診率100%達成のためのフォローアップを行っています。さらに、安全衛生委員会には産業医、保健師、衛生管理者、従業員代表も参加し、労働者の健康確保に必要な情報共有や意見交換を行っています。
安全衛生委員会で行った主な議題
- ・健康施策参加率について
- ・NI+Cグループの健康経営について
- ・健康レポートの感想
- ・どのような施策があったら禁煙をしてみたいか
- ・ウォーキングイベントを活性化するには
「社員のハピネス」増大への取り組みと健康経営の実践
健康促進策とモニタリング
アンケート調査・分析ツールを導入し、定期的なストレスチェック、週次パルスサーベイ、エンゲージメントサーベイを実施し、従業員の体調・メンタル状況をモニタリングしています。
カウンセリング、セミナーなど、健康づくり・メンタルヘルス対策
健康保険組合からの各種データを用いた従業員・その家族の健康状況の傾向把握や会社のリスクを特定し、生活習慣の改善指導、精密検査の勧奨等を行うともに、従業員へ個別セミナーを実施しています。身体の不調のみならず、様々なカウンセリングも可能な外部相談窓口を設け、従業員の心身の安定をサポートしています。
業務の生産性向上、幸福度、ワークライフバランスの向上、離職率の低下
タレントマネジメントシステムを導入し、健康管理、人事給与、勤務管理等のデータやエンゲージメント調査結果を分析し、施策を立案・実施し、従業員のハピネス向上に寄与しています。2020年度以降、エンゲージメント調査結果をもとに、テレワーク環境整備(物品貸与等)を実施し、テレワーク率平均68%以上(2025年9月時点)となっています。タレントマネジメントシステムを活用することで、離職率低下や業績向上、リモートワールド実現に向けた制度見直しにつなげていきます。社長と従業員の対話会、社長と管理職の1on1ミーティングを実施し、全従業員の声を聞いています。
健康維持への投資
管理職に「メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種(ラインケアコース)」全員合格を目指し、メンタル疾患発生従業員減少につなげていきます。
感染症対策においては、コロナ過におけるコロナワクチンの職域接種を実施するとともに、マスクや検査キットの配布も行いました。インフルエンザ予防に関しては毎年費用を負担し、従業員に接種を推奨しています。加えて、オフィスには感染予防に配慮した環境を整えています。リモートワーク環境整備を実施し(物品貸与等)感染症対策物品を希望者には貸与しています。
健康経営戦略マップ
経営課題の解決につながる健康課題から、期待する効果・健康保持増進に関する具体的な取り組みやつながりを把握し、健康経営を推進しています。
健康経営を実施するに至った背景
健康経営で解決したい課題
「働きやすさ」と「働きがい」のある環境を提供していくために
私たちは、ハピネス経営を実現し、組織全体の活力向上と従業員のwell-being(幸福感)を向上させることを第一に考えています。
ハピネス経営の実現:
従業員の活力向上と生産性の向上は、組織全体の活性化につながります。私たちは、従業員の幸福感と満足度を高める取り組みを推進し、ハピネス経営の実現に向けて努力します。
心理的安全性の確保:
従業員が自分の意見やアイデアを自由に提供できる環境を作り、心理的安全性を確保します。それにより、創造性とコラボレーションが促進され、well-beingが向上します。
健康維持・促進:
健康は重要です。従業員⼀⼈⼀⼈が⾃⼰管理でき、健康に関する意識が⾼まり、いきいきと働ける状態をサポ ートします。
人材確保、採用力向上、人材定着:
優れた環境と働きがいを提供することで、⼈材確保や採⽤⼒の向上を実現し、優秀な⼈材を引き付け、組織に定着させます。
これらの取り組みを通じて、私たちは「働きやすさ」と「働きがい」のある環境を提供し、組織と従業員の双⽅にとって持続可能な成功を築いていきます。
2024年度 健康経営施策の振り返り
2024年度の健康施策として、以下を実施しました。
| 実施施策 | 目標・取り組み内容 | 結果 | 評価 |
|---|---|---|---|
| 認定取得 | ・健康経営優良法人ネクストブライト1000認定 ・健康優良企業認定 |
認定達成 | 優良 |
| 生活習慣病対策の強化 | 生活習慣病予防および健康管理の促進 ①3年後適正体重維持者率:65%以上(2024年度55%以上) ②特定保健指導指導完了率43%(2024年度7.4%以上) |
①51.8% ②36% |
①未達成 ②進行中 |
| 運動習慣定着に向けた取り組み ①3年後運動者習慣率:29.0% 以上(2024年度24%以上) ②運動習慣の定着(ウォークイベント)春51.8% 秋48.8% ③体組成計の設置 |
①21.2% ②春80.1% 秋64.5% ③設置中 |
①未達成 ②達成 ③進行中 |
|
| メンタル疾患予防施策の実施 | メンタル疾患発生者数 メンタル疾患者 対前年比減 |
前年度よりも増加 | 未達成 |
| 社員メンタル不調予防のためのラインケア強化 全管理職対象の資格取得:87.5% (3年計画でNI+CG 管理職100%取得) |
資格取得者率:94.7% | 継続中 | |
| 意識向上・行動変容の促し | NI+Cグループエンゲージメントサーベイ:ウェルビーイング 数値+3%(2023年度:49%) |
51% | 良好 |
| Well-beingセミナーの開催 (8月~11月、隔週にて合計8回実施予定) |
実施済 ※1 | 達成 | |
| 健康経営の必要性理解促進 | 健康経営アドバイザー育成 | 2名資格取得(100%) | 達成&継続 |
※1 セミナー開催はNI+Cグループ全従業員向けとし、ライブ配信とともにアーカイブ視聴も可能とし、より多くの方の参加を促進しました。
産業医講話
- ・帯状疱疹について
- ・感染症対策
- ・肥満について
- ・眼精疲労/貧血について
保健師講話
- ・ストレスの気づきについて
- ・パルスサーベイの活用法
- ・健康診断結果を生かして健康増進
2024年度の総評価と振り返り
2024年度は、従業員の健康増進および行動変容を促進する取り組みにおいて、いくつかの成果が見られました。特定保健指導の完了率やウォーキングイベント参加率、メンタル疾患発生者割合の改善が目覚ましく、健康経営の一環として、保健師を新たに雇用し、保健師自らが講師を務めるセミナーを開催しました。
その一方で、適正体重維持者率や運動習慣率といった行動変容を促す指標については、目標達成に向けた施策の継続と見直しが必要とされており、2025年度への改善計画が進められています。全従業員を対象に健康経営に関するアンケートを実施し、経営方針の認知度の確認やセミナーへの要望、開催時間帯に関する意見をヒアリング。これらのフィードバックは2025年度の具体的な施策に反映しています。
今後は、これらの成果を維持・発展させるとともに、さらなる従業員の健康増進とエンゲージメント向上を目指し、引き続き施策を推進・強化していきます。
※評価に「継続」と記載された施策は、 2025年度も拡充‧継続して取り組みを展開していきます。
【KPI/数値実績の報告】
特定保健指導の受診:
2022年度、特定保健指導受診完了率は0%という厳しい状況からスタートしました。この結果は、従業員が特定保健指導の重要性を十分に認識できていなかったり、受診をスムーズに進める仕組みが不足していたことを示していました。この状況を打開すべく、徹底した改善策に取り組む対策を実施しました。
取り組み
- ・2023年度から管理職と協力し、特定保健指導対象者に保健指導を受けるよう予約勧奨を行いました。
- ・健診機関を見直し、2024年度から健康診断受診中に特定保健指導の対象となった従業員はその日に特定保健指導の予約をするよう勧奨を徹底しました。
- ・毎月、健保組合から進捗データを取り寄せ、未予約の従業員には予約勧奨の案内を送るとともに、四半期毎に安全衛生担当者から進捗状況の確認メールを送りました。
セミナー実施
- ・産業医による肥満について(テレワーク時による体調維持も併せて)
- ・保健師による健康診断結果を生かして健康増進について
- ・食生活に関するセミナー
- ・飲酒に関するセミナー
目に見える成果:受診完了率の劇的な改善
対策の結果、2023年度の特定保健指導受診完了率は7.4%、2024年度は未確定ですが2025年7月時点で36%まで向上となりました。
特定保健指導の奨励、食生活・飲酒に関するセミナー、産業医や保健師によるセミナーをはじめ健康リテラシー向上のためのセミナーを実施したことも結果に結びついたと考えています。
今後の方針
引き続き、目標の43%を達成に向け、これまでの施策をさらに改良・強化し、着実な成果につなげていきます。また、特定保健指導受診に対する認識を高め、より多くの従業員に能動的な健康改善に取り組んでもらうための活動を継続していきます。まずは、保健師による健康リテラシーの講話を実施する予定です。
引き続き、従業員の健康促進と意識改革に向けた取り組みを推進し、持続可能な成果を目指してまいります。
【⽣活習慣病対策の強化】
ウォーキングイベントの参加率を向上させるため、イベント内容の変更を検討していきます。
【メンタル疾患発⽣者数低減への取り組み】
早期発⾒‧早期治療に重点を置いた施策を中⼼に実施し、メンタル疾患者が早期復職できるようにしていきます。
【意識向上‧⾏動変容に関する改善⽅針】
セミナーは幅広い内容を提供していますが、参加率の向上を⽬的とするだけでなく、必要な研修を必要な対象者に適切に届けることを重視していきます。
【健康経営の必要性の理解促進】
安全衛⽣担当者が毎年変更されるため、新担当者に向けた継続的な施策を実施し、健康経営の基盤を強化していきます。
2025年度 健康経営施策
2025年度の施策として、以下を実施中です。
2024年度の健康経営施策の内容と指標となる⽣活習慣病対策の強化健康関連数値を確認し、⽬標数値を定めています。
従業員の健康を第⼀に考え、⽣活習慣病予防に向けた対策を強化しています。
【目標】
3年後(2027年)適正体重維持者率:65%以上(2025年度 55%以上)
3年後(2027年)運動者習慣率:29.0% 以上(2025年度 24%以上)
定期健康診断の案内・実施の奨励および定期健康診断100%受診の推進
定期的な健康診断の案内と実施の奨励を行い、NI+Cグループ全従業員が定期健康診断を受診できるよう取り組みます。これにより、従業員の健康状態の把握と病気の早期発見・早期治療や再発防止に努めます。
特定保健指導のフォローと特定保健指導完了率の向上
NI+Cグループ会社の担当者や各本部の安全衛生担当者の協力のもと、特定保健指導の実施に関するガイドやフォローを継続的に行い、特定保健指導完了率の向上を図ります。特定保健指導を最後まで受けることで、自身の健康状態を自覚し、生活習慣の改善のための自主的な取り組みを行えるようにします。
ウォーキングイベントの開催による運動習慣の定着
NI+Cグループとして継続的なウォーキングイベントを開催し、従業員の運動習慣定着率の向上を図ります。今年度は参加率が上がるようなルール作りを考案し生活習慣病対策のさらなる低減を目指します。
⽬標数値:春‧夏の参加率 75% 以上
運動機能チェックの実施
定期的に運動機能チェックを⾏えるよう、体組成計を設置し、従業員の体⼒維持およびフレイル予防に努めます。
保健師面談の実施
健康診断結果から生活習慣病のリスクが見られるNI+Cグループ全従業員を対象に、保健師との⾯談を⾏います。面談を行うことで自身の状況を客観的に把握し、生活習慣病の重症化の防止や健康指標の改善を図ります。
衛⽣管理体制の強化と健康経営の必要性の理解促進
NI+Cグループ会社全体としての衛⽣管理体制を整備し、新任安全衛⽣担当者へ健康経営アドバイザーの資格取得を依頼し、健康経営推進のサポートをお願いしていきます。
私病に関する両立支援の取り組みについて
両立支援コーディネーター基礎研修を受講し、配置しました。今年度にはNTTグループ主催の治療と仕事の両立に悩むすべての方に向けたセミナーを予定しています。
⾷⽣活改善に向けた取り組み
従業員の運動‧⾷事を含めたトータルでの健康増進への⽀援のため、新たなツールの検討‧導⼊を⾏います。
メンタル疾患発生者数の軽減と予防施策の実施、従業員へのセルフケアの勧奨
以下の取り組みを行っています。
【目標】
メンタル不調者への早期対応による重症化の抑制
※ 2025年度の⽬標は「メンタル疾患者数の対前年⽐削減」として設定していましたが、より効果的なアプローチとして、疾患者数の削減ではなく、「早期発⾒‧早期フォローの徹底」に軸⾜を移しました。これにより対応が遅れることで⽣じる重症化(⻑期離脱や休職)を防⽌することを⽬指しています。
管理職の資格取得推奨
全管理職に「メンタルヘルス‧マネジメント検定Ⅱ種(ラインケアコース)」の資格取得を必須としています。管理職が資格取得のために学習することで、部下のメンタル不調の早期発見や適切なケアを実現し、職場全体のメンタルヘルスを守る体制を整えています。
相談しやすい環境の整備
NI+Cグループ全従業員が安⼼して相談できる環境を整備しています。従業員は匿名でメンタル不調やその他の問題について外部の相談窓口を利用できます。
⽉5⽇以上の休暇取得従業員に対し、保健師による⾯談要望確認、フォロー
月5⽇以上の休暇を取得した従業員に対し、保健師から⾯談要望の確認を⾏い、必要な従業員へのフォローを⾏います。
パルスサーベイの実施
NI+Cグループ全従業員に対して毎週パルスサーベイを実施しています。上長や安全衛生担当がサーベイ結果を確認することにより、メンタル不調者の早期発見とケア、上長は部下へのコミュニケーションを強化することが可能です。定期的なサーベイを継続することで、従業員のメンタルヘルスを維持し、職場全体の⽣産性向上を⽬指しています。
⽬標数値:パルスサーベイ回答率: 70% 以上
NI+Cグループ全従業員⾃らのメンタルヘルス対策への理解‧推進
セルフケアの重要性を理解してもらうため、NI+Cグループ全従業員を対象としたセルフケアセミナーを開催します。また、「メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅲ種(セルフケアコース)」の資格取得を推奨し、資格について学習することで、自身のセルフケア、メンタル不全の予防に努めます。
⽬標数値:セルフケア資格取得者数: +7 ⼈
意識向上・行動変容の促し
健康意識向上のための取り組みとして、以下施策を実施し、従業員のエンゲージメント向上を⽬指します。
【目標】
NI+Cグループ従業員エンゲージメントサーベイ:ウェルビーイング数値対前年⽐向上60%(2024年度57%)
※「昨年度以上」という⽬標を基本に据え、2025年度は60%を⽬指しています。
Well-beingセミナーと産業医による講話の開催
セミナー開催はNI+Cグループ全従業員向けとし、ライブ配信とともにアーカイブ視聴も可能とします。
セミナーは幅広い内容を提供していますが、参加率の向上を⽬的とするだけでなく、必要な研修を必要な対象者に適切に届けることを重視していきます。
- ①Well-beingセミナーの開催(8月~11月、隔週にて合計8回実施予定)
- ②グループ会社産業医による衛生関連講話(年2回)
- ③オンラインワークアウト(動画提供)
健康維持‧増進、従業員のモチベーション向上と⽣産性向上
- ①残業時間が2ヵ月連続して時間外60時間以上のNI+Cグループ全従業員に対し、保健師による面談を実施し、健康状況や過重状況の背景の把握と必要に応じた上⻑への提⾔を⾏い、長時間労働の削減を図ります。
- ②勤務間インターバル時間の確保(※勤務間インターバル宣言参照)を行います。
- ③毎月の特別推進日
7日:「パワーナップDay」:昼寝や休息による健康管理を推進
18日:「腹八分目Day」:肥満・生活習慣病予防を目的とした周知
健康経営の必要性の理解促進
NI+Cグループ会社の担当者や各本部の安全衛生担当者全員に「健康経営アドバイザー」の資格を取得させ、自社や本部へ健康経営の実践や普及をさらに推進し、NI+Cグループ全従業員の意識向上、⾏動変容を促します。
喫煙者軽減に向けての取組み
- ・禁煙日の設定
毎月22日を「禁煙日」とし、周知を徹底。さらに、喫煙時間を1回5分以内とするルールを制定し、業務への支障を最小限にします。
オンライン診療の案内
仕事の前後や昼休みに対応可能なオンライン診療(薬配送含む)を従業員に案内し、健康管理をサポートします。
熱中症対策
熱中症対策セミナーを開催し、6月~9月の期間中、熱中症危険エリアの周知を行いました。
ウェルビーイング関連研修の実施
全従業員を対象に研修を実施。関連分野のリテラシー向上を図り、従業員の理解醸成を促進します。
- ①健康経営
- ②育児・介護
- ③Diversity & Inclusion
健康経営の取り組みによる効果
「健康経営優良法人2025(中小規模法人部門)ネクストブライト1000」認定
エヌアイシー・ソフト株式会社(以下 NICS)は、経済産業省と日本健康会議が主催する「健康経営優良法人認定制度」において、健康経営の取り組みが評価され「健康経営優良法人2025(中小規模法人部門)ネクストブライト1000」に認定されました。
健康優良企業認定
スポーツエールカンパニー
NI+Cグループは、スポーツ庁が従業員の健康増進のためにスポーツ活動や支援の促進に向けた積極的な取り組みを実施している企業として評価され、「スポーツエールCompany2025」として認定されました。
社外に向けた健康経営の活動
首都圏デジタル産業健康保険組合の意見交換会等に参加し、当社の「ハピネス経営」や「健康経営」に関する取り組みを紹介し、意⾒交換会を⾏いました。これにより、相互の健康経営に対する理解が深まり、実践的なノウハウの 共有や新たな共同活動の模索が可能となりました。
- ・令和7年度 SDI健康経営事業所担当者意見交換会に参加
- ・2025年度 第3回SDI健保 健康経営フォーラムに参加
- ・健康経営NAVIテラスにおける情報交換会へ参加し、各社の施策や⾃社の施策について意⾒交換を行った。
- ・首都圏デジタル産業健康保険組合の会社同士での各社健康施策の紹介と意見交換会を実施。
アクサ生命Voice Report
当社の健康経営の取り組みが紹介されました。
「Voice Report – 健康経営優良法人認定企業インタビュー」(アクサ生命社サイト)主な数値実績
| 目標 | 2022 | 2023 | 2024 | |
|---|---|---|---|---|
| 定期健康診断受診率 | 100.00% | 96.40% | 100.00% | 100.00% |
| 特定保健指導対象者率 | 前年度以上 | 36.30% | 32.10% | 29.10% |
| 特定保健指導受診完了率 | 43.00% | 0% | 7.40% | 36%(未確定) |
| 健康診断の有所見者に対する保健指導実施率 | ー | ー | ー | 100.00% |
| 適性体重維持者率 | 65.00% | 53.60% | 50.90% | 51.80% |
| 非喫煙率 | 前年度以上 | 75.20% | 77.20% | 65.30% |
| 長時間労働面談実施率 | 100.00% | – | 47.00% | 100.00% |
| 精密検査受診率※1 | 前年度以上 | – | 33.90% | 58.70% |
| 労災発生件数 | 0件 | 0件 | 0件 | 0件 |
| 睡眠十分者率※2 | 前年度以上 | – | 63.60% | 65.30% |
| 運動習慣者比率 | 25.00% | 18.30% | 21.60% | 21.20% |
| 年次有給平均取得日数 | 前年度以上 | 11日/人(44.6%) | 15日/人(48.9%) | 16日/人(49.5%) |
| 平均残業時間 | ー | 26時間 | 23時間 | 21時間 |
| プレゼンティーズム※3 | 前年度以下 | ー | 18.80% | 22.30% |
| アブセンティーズム※4 | 前年度以下 | ー | ー | 6.27日 |
| パルスサーベイ回答率 | 70.00% | ー | ー | 59% |
| 離職率※5 | 前年度以下 | 4.30% | 7.30% | 5.00% |
| 平均勤続年数 | 前年度以上 | 11年 | 10.8年 | 10.9年 |
| 休業者割合※6 | 前年度以下 | 4.90% | 6.80% | 2.20% |
| ワーク・エンゲージメント※7 | 前年度対比+3% | – | 49% | 51% |
| ストレスチェック受診率 | 100.00% | 90.50% | 86.50% | 93.60% |
| ストレスチェック(総合リスク) | 前年度以下 | 93 | 92 | 87 |
| 高ストレス者割合 | 前年度以下 | 28.70% | 23.10% | 10.60% |
| 一人当たり医療費 | 前年度以下 | 116,120円 | 127,873円 | – |
| メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種有資格管理者割合 | 100.00% | – | 87.50% | 94.70% |
| セミナー参加率 | – | – | – | – |
| ウォーキングイベント実施参加率 | – | – | 春 51.8% | 春 80.1% |
| – | – | 秋 48.8% | 秋 64.5% |
※1 定期健康診断(人間ドック含)を受診し、「要検査」、「要精密検査」となった対象者のうち、実際に精密検査を受診した人の割合
※2 健康診断時の問診によるデータに基づく(健保提供)
※3 社員週次パルスサーベイにてヒアリング(SPQ)した結果の対象年度1年間の平均対象者へアンケート実施(2023年度)2024年度はストレスチェック時にヒアリング
※4 社員週次パルスサーベイによる体調不良で休んだ日数の合計を社員1人当たりの日数に換算したもの
※5 この1年間に退社した社員の、期初における在籍社員に対する割合
※6 年度末時点の休業(産業医による休業・勤務軽減認定を受けた社員)の割合
※7 年に⼀度⾏っている従業員エンゲージメントサーベイの下記5つの指標の平均値をワーク‧エンゲイジメントとして測定している
- 1.「私は、仕事を通して個人として達成感を得ている」(エンゲージメント)
- 2.「私は、担当業務において自分のスキルや能力を十分活かしている」(職務適性)
- 3.「私は、仕事で活力を得ている」(ウェルビーイング)
- 4.「私は、仕事において自分を前向きに捉えている」(ウェルビーイング)
- 5.「私は、良い仕事をしたとき、きちんと認めてもらっている」(認識・承認)
法令遵守・リスクマネジメント
リモートワークの適切な導⼊及び実施の推進のためのガイドライン
リモートワークを想定した職場環境チェックを半年に⼀度実施(産業医による定期的な職場巡視やリモートワーク勤務者においては、⾃宅における労働災害の防⽌、労働者の安全確保状況を確認)し、従業員が快適な職場環境にて業務に従事できるようにしているとともに、産業医や各事業部担当者と職場環境についての状況共有、必要に応じた改善対応(事務什器貸出等)を⾏っている。
職場環境と安全配慮マップを作成し、全従業員へ周知を⾏っている。
勤務間インターバル宣言について
当社は、働きがい改革の一環として「勤務間インターバル制度」に賛同し、従業員の健康維持や仕事と生活の調和を図ることを目的とした取り組みをします。勤務と勤務の間に11時間確保できる環境作りを促進し、長時間労働の削減と十分な休息・睡眠の確保をします。
以下のような取り組みを行い、勤務間インターバル時間の確保を実現します。
- ・深夜勤務命令フローの運⽤を徹底し、深夜時間帯勤務実施状況報告を⾏う。
- ・勤怠ダッシュボードを活⽤し、深夜時間帯勤務の実績を⽉次で経営会議へ報告して透明性を確保する。
- ・インターバルを取得できていない⼈については⽉5回以下とする
資格取得の推奨および匿名での相談窓口
「メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種(ラインケアコース)」資格取得の推奨:管理職全員が資格を取得し、メンタル不調の早期発見や適切なケアを実施し、 従業員が安心して相談できる環境を整備し、メンタル不調やその他の問題に対応しています。
